2017年06月11日

ふと聴きたくなった音楽選集

るんるんSimon & Garfunkel「Scarborough Fair」
美しいメロディに乗せられて輪唱みたいに歌われる幻想的な歌詞がなんとも素敵な曲ですね。繰り返される「Parsley, sage, rosemary and thyme(パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイム)」の歌詞、聴いてるだけで心地いいハーブの香りがしてきます。サイモン&ガーファンクルといえば、「サウンド・オブ・サイレンス」「明日に架ける橋」「冬の散歩道」などなど20世紀のポピュラーミュージックを代表するような名曲をいくつも送り出した有名なフォークデュオですが、この曲は中でもひときわ心惹かれます。元になっているのは英国の民謡だそうですが、オリジナルの歌詞に付け加えられた反戦歌のような歌詞が輪唱のように歌われるのがユニークです。曲が発表された1966年はベトナム戦争(1960〜1975年)の真っ最中のようですから、そうした時代背景を踏まえて聴くといっそう深みを感じます。「And to fight for a cause they've long ago forgotten(そして、彼らはずっと前に忘れてしまった理由のために戦う)」のくだりなど、永遠に続くかのような泥沼の戦争のただ中の時代に漂うメランコリックなムードを感じます。メインで歌われる歌詞は牧歌的なラブソングだけに、輪唱される厭世的な反戦詩がミステリアスな印象を醸し出してます。

メモ参考サイト
「Lyrics - 訳詩の世界」様による和訳



るんるんYael Naim「New Soul」
2008年にアップル社の製品「Mac Book Air」のCMで使われたことでも知られる大ヒット曲ですが、歌詞もいかにもジョブズが好みそうな感じのスピリチュアルなテイストでユニークですね。歌詞の主人公は、この世界に生まれたばかりの命そのもので、彼が人間なのか、あるいは他の生き物なのかはわかりませんが、自分がまさに生まれた事への喜びと、これから過ごすこの奇妙な世界への期待感を瑞々しく表現していて面白いです。本来言葉を持たない生まれたての魂≠ェ、もしもあえて言葉で、自分がこの世界に誕生したことを表現したとしたらどうなるか?というのがこの曲のコンセプトだと思いますが、斬新なようでいて同時に普遍的な、とても秀逸な着眼点に感服します。もしかしたら、私たちは皆、この曲の主人公のように、この地球というワンダーランドで、楽しく愉快に遊ぶために生まれて来たのかもしれません。「この宇宙は遊戯です。神のように踊りなさい、歌いなさい。それで十分です」というインドの聖人ラーマクリシュナの言葉がありますが、まさにそのように人生を満喫して生きたいものですね。

メモ参考サイト
「名曲から学ぶ英単語」様による和訳



るんるんThe Third Rail 「Run, Run, Run」
るんるんThe Third Rail 「Invisible Man」
ザ・サード・レールは60年代後半に活躍したアメリカのバンド。音的にはブリティッシュロックっぽい感じでかっこいいですね。キャッチーな曲作りながらいい具合に実験的なひねりもあってセンスを感じます。


るんるんEagles「Hotel California」
言わずと知れたロック史に輝く名曲「ホテル・カリフォルニア」です。定期的にふと聴きたくなる曲です。けだるい空気感とどこかメランコリックな耳に残るメロディに乗せたつかみどころのない謎めいた歌詞が魅力です。サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」(過去の記事)と並んで、神秘的な寓意を感じる好きな曲です。後半の哀愁のギターソロも、ギターが何か言葉にならない言葉を必死で伝えているような雰囲気でシビレます。歌詞の途中で主人公はホテルマンにワインを頼みますが、「We haven’t had that spirit here Since nineteen sixty-nine(こちらには1969年以降のスピリットは置いていません)」という答えがかえってきます。スピリット(spirit)はここでは蒸留酒を指してますが、「魂」という意味も重ねていて、アメリカのニューヨーク州で行われた伝説的なロックフェスティバル「ウッドストック」の開催された年が1969年であることから、「1969年以降のロックには魂はなくなってしまった」という暗喩が込められているといわれてますね。奇妙なホテルから脱出を試みる主人公にガードマンが落ち着いた風情で口にするラストの台詞がゾッとさせます。松任谷由実の「時のないホテル」の歌詞もこの「ホテル・カリフォルニア」を意識した曲だといわれていて、ユーミンの曲の中ではかなり異質で、シュールでミステリアスな歌詞は一聴の価値があります。

メモ参考サイト
「MAGICTRAIN Music Blog」様による和訳



るんるんBlossom Dearie「Charade」
可愛らしい少女のような声が持ち味のジャズシンガー、ブロッサム・ディアリーによる映画「シャレード」のテーマ曲のカバー。ミステリアスな旋律がかっこいいですね。映画はまだ見てないですが、オードリー・ヘプバーン主演のサスペンス映画ということで、機会があればいずれ鑑賞したいです。


るんるん水曜日のカンパネラ「千利休」
るんるん水曜日のカンパネラ「アラジン」
ヒューマンネイチャー≠ノツボりました。センスのあるノリのいいメロディアスな曲とナンセンスなギャグソングの絶妙なコンビネーションがクセになる水曜日のカンパネラ、いまさらですがイイですね〜 コミックソングは、おうおうにして歌詞だけでなく曲も面白系な感じに作曲してしまいがちですが、そこをあえて曲調までお笑い路線にしないところが新鮮ですね。コムアイさんの一所懸命な感じの文系テイストのボーカルがまた絶妙で素晴らしい。


るんるんJames Blackshaw「River of Heaven」
12弦ギターの深みのある豊穣な音色が素晴らしい!ジェームズ・ブラックショウは英国のギタリスト。まだ30代半ばという若さながら、去年(2016年)の4月に引退を発表したそうです。2012年に来日公演があったみたいですが、もう生で聴く機会がないというのは寂しいですね。

メモ参考サイト
2012年来日時のインタビュー(「dacapo」様より)


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タグ:音楽 邦楽 洋楽
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2017年01月28日

【音楽】最近聴いてる曲

最近よく聴いてる曲をいくつか選んでみました。

るんるんDavid Snell「International Flight」
英国のハープ奏者デイヴィッド・スネルによる1973年の曲。ハープの透明感のある美しい響きと軽快なリズムが心地いいかっこいいインストゥルメンタルです。40年以上前の曲とは思えない古びることのないモダンなセンスに驚きます。

るんるんPetula Clark「Alone」
軽快で陽気な可愛らしいコーラスがいい感じ!ペトゥラ・クラーク は、「恋のダウンタウン」の大ヒットで有名な60年代に活躍した英国のシンガー。

るんるんCuban Jazz Combo「Evil Ways」
サンバの情熱的なパションをムーディーなジャズテイストでアレンジしたようなエモーショナルでかっこいい曲ですね。

るんるんMartin Denny「Sukiyaki」
エキゾチカ音楽の巨匠マーティン・デニーによる「上を向いて歩こう」のカバー。いい具合にエキゾチカ風味にアレンジされていて、ヤシの木がなびく東南アジアの夜の海岸に置かれたレトロなラジカセから聴こえてきそうなモンドな味わいがユニークです。坂本九の歌う「上を向いて歩こう」は1963年に邦楽の歴史上唯一全米ナンバーワンヒットとなった奇跡の曲で、アメリカ人アーティストのカバーも多いです。しかしまぁ、日本語のままの歌詞でナンバーワンヒットというのは改めて考えてみるとすごい事ですね。優れた作品は、意味は伝わらなくても魂に伝わっていくものなのかもしれませんね。

るんるん2raumwohnung「Liebe」
2raumwohnungは2000年に結成されたドイツのエレクトリックポップユニットですが、この曲はテクノな感じではなく、とてもアコースティックで心地よい曲です。ギターの気持ちいい響きとけだるい感じのスキャットコーラスがいい感じですね。

るんるんAlison Brown「Look Left」
都会の哀愁を感じるような渋いジャジーなインストゥルメンタル。1994年の曲です。アリソン・ブラウンはアメリカのバンジョー、ギター奏者。

るんるんVladimir Cosma「Les Comperes」
1983年のフランスのコメディ映画「Les Comperes」のテーマ曲。飄々とした口笛が爽やかな中にセンチメンタルを覗かせる感じでいいですね。ウラジミール・コスマは映画音楽を多く手がけるルーマニア出身のフランス人作曲家、バイオリニスト。
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2017年01月09日

【音楽】50〜70年代レトログルーヴ

ふとゾンビーズの「Goin' Out Of My Head」が無性に聴きたくなったのをきっかけに、ついでにいろいろ好きな曲を集めてみました。

るんるんThe Zombies「Goin' Out Of My Head」
るんるんThe Zombies「Friends Of Mine」
ノスタルジックなメロディと心地いいコーラス、夢の世界に誘(いざな)うような心を優しく包み込むようなヴォーカル。60年代のポピュラー音楽はビートルズやボブ・ディランをはじめ目映い光を放つスターが満天の星空のように次々に現れた奇跡的な時代でしたが、その中で私が最も惹かれるバンドはゾンビーズです。ノスタルジーをキャッチーなメロディで表現する才能がとびきり秀でている大好きなバンドです。バンドの人間関係が原因で短命な活動でしたが、もしも長く続いていたらビートルズと双璧を為すような、時代を代表するバンドになっていたのではないかと想像しています。バンド名がエグいので食わず嫌いを量産してそうな気がします。これほど音楽性とかけ離れた名前のバンドも珍しいですね。

るんるんJoyce「samba do gago」
モダンなテイストのスキャットが気持ちいいです。ジョイスのボサノヴァは、文学のような味わいがあって、ブラジルのブリジット・フォンテーヌといった感じのアート性を感じますね。

るんるんThe Doors「Touch Me」
るんるんThe Doors「Alabama Song (Whiskey Bar) 」
ドアーズは60〜70年代を代表するアメリカのロックバンド。ヴォーカルのジム・モリソンのスキャンダラスなパフォーマンスやドラッグ依存などロックスターの破滅的な生き方の典型的なイメージを地でいっていますが、そのユニークな詩や深淵から聴こえてくるようなセクシーで神秘的な歌声は色あせぬカリスマを感じます。個性の塊のようなバンドながらも、曲調はとてもキャッチーなものが多いので、ふと聴きたくなる曲が多いです。

るんるんRoy Budd「Love Is A Four Letter Word」
るんるんRoy Budd「Hurry To Me」
ロイ・バッド(1947〜1993年)は英国の作曲家、ジャズピアニスト。上の曲「Love Is A Four Letter Word」は1971年の映画『狙撃者』のサウンドトラックに収録されている作品で、ハモンドオルガンのサイケ感が骨太のグルーヴにいい味わいを加味していますね。次の曲「Hurry To Me」はエンニオ・モリコーネの「ある夕食のテーブル」のサントラをアレンジしたもののようですね。レトロなスキャットがファンタジックな雰囲気を醸し出していて素敵なムードです。

るんるんMax Greger「Soul House」
ファンキーでサイケなグルーヴがかっこいいインストゥルメンタル。マックス・グレガーはドイツのジャズミュージシャン、サックス奏者。

るんるんJoe Carrol With The Ray Brown Quintet「It Don't Mean A Thing If It Ain't Got That Swing」
ジャズベーシストのレイ・ブラウン率いるアメリカのモダンジャズのユニット、ザ・レイ・ブラウン・カルテットが、ビバップ歌手のジョー・キャロルをフィーチャーした1956年の曲。ジョー・キャロルの破天荒なスキャットにシビれます。
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2016年09月24日

フレンチポップ集

ふと聴きたくなったレトロなフレンチポップをいくつか選んでみました。

るんるんMichèle Richard「Dou Da Dou」
ロマンチックなスキャットコーラスがムーディーで素敵です。心地よい幻想の異空間に誘(いざな)われるような曲ですね。1971年の曲のようです。60〜70年代の超レアなフレンチポップを集めた2005年発売のコンピレーション「Dou Da Dou (The Unlimited French Lost Catalogue)」で知った曲です。レアなうえに名曲揃いのコンピなのですが、中でもこの曲がとくに好きです。不思議な異世界に連れて行かれるようなムーディーな雰囲気が素晴らしい。

るんるんFrance Gall「Zozoï」
「夢見るシャンソン人形」などで知られるフランスギャルの曲です。主に活躍していたフィリップスからの移籍後の曲だからか、普通のベスト盤には収録されてないレア曲のようです。これも上記のコンピレーション「Dou Da Dou」で知った曲です。ブラジリアンな感じで、ノリノリでカッコイイです。グルーヴ感あふれる演奏とフランス・ギャルの可愛らしい声、気持ちいいナンバーですね。それにしてもZozoiってどんな意味なんでしょうか?

るんるんMaryrene「Cette Fille N Est Rien Pour Lui」
いかにも60年代のフレンチポップらしい感じの曲。シリアスな雰囲気が途中から雲が晴れたように明るい曲調に変わるところがドラマチックで面白いです。

るんるんOlivia「Les Yeux Doux」
1966年のフレンチポップ。お洒落でユーモラスな雰囲気のラブソングです。

るんるんSophie Makhno & Colin Verdier「Obsessions 68」
演劇っぽい感じの不思議な風合いの曲です。ゴダールの映画にありそうな男女の哲学的な会話が歌詞になっていますね。

るんるんCharlotte Gainsbourg「Plus Doux Avec Moi」
るんるんCharlotte Gainsbourg「Ouvertures éclair」
シャルロットとデュエットしているおやじの声はもちろん実の父、巨匠セルジュ・ゲンズブールです。セルジュ・ゲンズブールが女性シンガーをプロデュースすると決まってこのようなセクシーな掠れ声になりますが、こうした個人的な演出のこだわりを貫くところも天才らしいワガママさを感じますね。日本においてもカヒミ・カリイをはじめ、昨今ではdaokoボンジュール鈴木など、ゲンズブール節も時代を超えて引き継がれる歌唱スタイルのひとつになってきている感じがします。

るんるんJane Birkin「Yesterday Yes A Day」
ジェーン・バーキンの1978年のヒット曲。アンニュイな歌唱とアコースティック・ギターの優しく包みこむような音色に癒されます。作詞作曲はセルジュ・ゲンズブール。英語の歌詞ですが、いつものセクシーな歌唱のせいかフレンチポップにしか聴こえないところが面白いです。

るんるんPetula Clark「Dans le temps (Downtown)」
ペトゥラ・クラークの1964年の大ヒット曲「恋のダウンタウン (Downtown)」。英語バージョンが有名ですがこれはフランス語バージョンです。

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2016年08月26日

【音楽】サイケデリックとカントリーな60〜70年代

最近知ったミュージシャンとか、聞き返してみたくなった曲などを交えて、60〜70年代の好みの洋楽を集めてみました。

るんるんDonovan「Sunshine Superman」
るんるんDonovan「Mellow, Yellow」
るんるんDonovan「Season of the Witch」
ドノヴァンは英国スコットランドのシンガーソングライター。耳に心地いいキャッチーなメロディと、サイケでパラダイスな雰囲気がたまりません。たまに聞き返したくなるミュージシャンです。

るんるんThe Sapphires「Oh So Soon」
るんるんThe Sapphires「How Could I Say Goodbye」
ザ・サファイアーズは60年代のアメリカの男女3人組のコーラスグループ。夢の世界に誘うような気持ちいいコーラスですね〜

るんるんCressida「Goodbye Post Office Tower Goodbye」
るんるんCressida「Time For Bed」
クレシダは70年代英国のプログレロックバンド。個性的なサウンドながらも実験的になりすぎずメロディアスで聴きやすい、絶妙なさじ加減が素晴らしい。2枚のアルバムを残して解散しましたが、2枚ともなかなかの名品です。

るんるんC.W. McCall「Black Bear Road」
るんるんC.W. McCall「Lewis and Clark」
バンジョーの速弾きが気持ちいいですね。C・W・マッコールは大ヒット曲「コンボイ」で知られるアメリカのミュージシャン。ジャンル的にはカントリーミュージックの人ですが、泥臭さはあまりなく、飄々とした渋みが素敵です。

るんるんJefferson「Montage [From How Sweet It Is]」
るんるんJefferson「City Girl」
るんるんJefferson「Give A Little Love」
エモーショナルでメロディアスな気持ちいいポップスですね。ジェファーソンは元The Rockin' Berries のジェフ・タートン( Geoff Turton )のソロ活動での別名のようです。


るんるんJay & The Americans「No, I Don't Know Her」
るんるんJay & The Americans「She'll Be Young Forever」
ムーディーで気持ちいい曲ですね〜 ジェイ&ザ・アメリカンズは、60年代アメリカのロックグループ。

るんるんJerry Wallace「Lovers of the World」
「う〜んマンダム」のアノ曲。歌詞も夢と希望に満ちた素晴らしい曲です。チャールズ・ブロンソンを起用した例のCMは70年代を象徴するCMですね。ちなみにCMディレクターは映画監督として活躍する前の大林宣彦。90年代にはみうらじゅん&田口トモロヲのユニット、ブロンソンズがそれらしい嘘和訳でこの歌をカバーして話題になりましたね。
メモ「1970’S〜1980’S Music called Time machine 洋楽タイムマシーン」様による和訳

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1956年発行のアメリカの知育絵本『Whizzer』の表紙
タグ:音楽 洋楽
posted by 八竹釣月 at 04:53| Comment(0) | 音楽