2019年06月23日

【音楽】エンニオ・モリコーネ & アルマンド・トロヴァヨーリ & ピエロ・ピッチオーニ & etc...(イタリアン・レトロ・グルーヴ vol.3)

エンニオ・モリコーネ、アルマンド・トロヴァヨーリ、ピエロ・ピッチオーニといえばイタリア映画音楽を代表する三巨匠だと思いますが、それぞれに強烈な個性と才能を持った音楽家なので、単純なイメージではくくれない一筋縄でいかない奥の深さがあって探究心をくすぐります。そういうわけで、また引き続きイタリア音楽特集ということで、フェイバリットな曲を挙げながら語ってみたいと思います。

るんるんPiero Piccioni「Per noi due soli」
イタリアン・ラウンジ音楽の代表的な作曲家ピエロ・ピッチオーニ(1921-2004)の曲です。夢の世界に連れていってくれそうな濃密なレトロ感が気持ちいいですね〜

るんるんPiero Piccioni「 In Viaggio Attraverso L'Australia」
一番好きなピエロ・ピッチオーニの曲といえばこの曲です。以前にも音楽テーマの記事で紹介しましたが、イタリア特集ということでまた再掲します。改めて聴いてもやはり傑作ですね!ボサノヴァ調の映画音楽を集めたコンピレーション『Metti Una Bossa A Cena 2』で知った曲で、そのアルバムでの曲名は『Incontro All'aeroporto』で、リンク先もその曲名になってますが、この曲は1971年のイタリア映画『Bello, Onesto, Emigrato, Australia Sposerebbe Compaesana Illibata』のサントラ曲のようで、「In Viaggio Attraverso L'Australia」が正しい曲名のようです。件の「Incontro All'aeroporto」は同サントラの別の曲のタイトルでした。

fax to参考サイト
映画「Bello, onesto, emigrato Australia sposerebbe compaesana illibata」のサントラ(試聴あり)(アマゾン)


るんるんArmando Trovajoli「La Matriarca」
イタリア映画音楽の巨匠アルマンド・トロヴァヨーリ。この人も天才ですね。この曲は映画『女性上位時代(La Matriarca)』のサントラ曲。ムーディーで幻想的なレトロ感が絶品ですね。

るんるんArmando Trovajoli「L'arcidiavolo」
これも以前の記事でも触れた曲ですが、お気に入りイタリアン・ラウンジということで再掲します。ノリのいいグルーヴィーな感じで、ベースがすごくカッコイイ曲ですね〜 ありそうでなさそうな秀逸なフレーズが流石といった感じです。

るんるんArmando Trovajoli「Decisione」
お洒落でムーディーなラブソング。翻訳をかけてみると、恋する乙女の心情を歌った、とくに深い意味の無い歌詞みたいでしたが、イタリア語の情熱的な響きのせいか、ラテンな感じの個性的な雰囲気を感じる曲になってますね。

るんるんRiz Ortolani & Nino Oliviero「Donna Twist」
パンチの効いたファンキーでモンドなイカした逸品です。この曲は1963年のイタリア映画『世界女族物語(せかいじょぞくものがたり La donna nel mondo)』のサントラ曲です。これまたものすごい題名の映画ですね。イタリアの名曲を追っていくと前回触れた「マナ・マナ」の時のようなエグ味のある悪趣味っぽい映画作品のために作られたサントラ曲であるケースがよくあります。イタリア文化のひとつに「ジャッロ(Giallo)」というのがありますが、これは大衆文学や映画などのジャンルで、怪奇、エロ、犯罪、推理、などのキワモノっぽいテーマが特徴です。『サスペリア』のダリオ・アルジェントもジャッロの影響を色濃く反映した監督ですが、そうしたジャンルが一般に受け入れられている特殊な背景が、そのようなイタリアの文化の独特の個性を醸し出しているのかもしれませんね。

メモ参考サイト
「ジャッロ」とは?(ウィキペディア)

るんるんEnnio Morricone「Metti Una Sera A Cena」
イタリア映画にとどまらずハリウッド映画も多く手がけている映画音楽の帝王、エンニオ・モリコーネ(1928〜)。この曲は1969年のイタリア映画『ある夕食のテーブル』のサントラ曲です。モリコーネをはじめて聴いたのが80年代以降のハリウッド映画のサントラだったせいか、あまりイタリアン・ラウンジのテイストを連想させない音楽家の印象があったのですが、60年代あたりのモリコーネのイタリア映画音楽のサントラを聴くと、この曲のようにやはりそこはお洒落なイタリアン・ラウンジ音楽のイメージそのまんまのサウンドで、改めて新鮮な魅力を感じたりしますね。

るんるんEnnio Morricone「Sospiri Da Una Radio Lontana」
1975年のジャン=ポール・ベルモンド主演のフランス映画『恐怖に襲われた街(Peur Sur La Ville)』のサントラ曲。喘ぎ声のようなセクシーな女声が重なりあうセクシーでムーディーな曲ですね。モリコーネのイメージというと『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『エクソシスト2』『ニュー・シネマ・パラダイス』『アンタッチャブル』などハリウッド映画のサントラの印象が強いですが、ちゃんとイタリアン・ラウンジな感じの曲も作っていて抽き出しの多さと溢れる才能に感服します。

るんるんEnnio Morricone「Cavallina A Cavallo」
池田満寿夫原作の1979年の日伊合作映画『エーゲ海に捧ぐ』のサントラ曲。コケティッシュな女声ボーカルがキュートな曲ですね。
posted by 八竹彗月 at 04:36| Comment(0) | 音楽

【音楽】ブルーノ・ニコライ & ピエロ・ウミリアーニ & etc...(イタリアン・レトロ・グルーヴ vol.2)

イタリア映画というと、フェデリコ・フェリーニやルキノ・ヴィスコンティ、ベルナルド・ベルトルッチ、ダリオ・アルジェントなどなど耳馴染みのある世界的な名声のある監督も多く、個性派揃いでアクの強い感じのアーティスティックな作品を作り出している国という印象があります。まさに映画王国!といった感じもありつつ、その割りにはやはりハリウッド映画に圧されて、それなりに大ヒットした作品くらいしか馴染みが無いところもありますが、そこがまたマニア心をくすぐる魅力を感じるところでもありますね。映画音楽の世界でも、巨匠、エンニオ・モリコーネをはじめとして、アルマンド・トロヴァヨーリ、ピエロ・ピッチオーニなどなど、個性派の天才揃いで、映像だけでなく、音もまたお洒落さと同時に独特の個性的な「濃さ」のある質感がまさに「イタリアっぽい」感じでハマるとクセになります。60年代あたりのイタリア映画音楽はまさに人類の至宝ともいうべき傑作がゴロゴロしており、掘れば掘るほど新鮮な驚きと感動があって楽しいです。そういった感じで、今回は前回に引き続き映画音楽を中心に魅惑のイタリア音楽の世界を語ってみようと思います。

るんるんAlessandro Alessandroni「Jeune Flirt」
前回に引き続いてアレサンドロ・アレサンドローニの名曲を。レトロ感たっぷりの、この甘〜い感じのダバダバスキャットがたまりません!お菓子の国のような楽園感覚を感じるノスタルジックなメロディが圧巻です。

るんるんAlessandro Alessandroni「Intimità」
これも絶品ですね。女声スキャットとハモンドオルガンがツボを付きまくりです。部屋の空気が一気にサイケでモンドな異世界に変容してしまうような音の魔法。素晴らしいですね〜

るんるんBruno Nicolai「Sguardi Teneri」
ブルーノ・ニコライ(1926-1991)は60〜80年代にかけてイタリアの映画音楽で活躍した作曲家。この曲は1969年のイタリア音楽『Carnal Circuit(原題:Femmine Insaziabili)』のサントラ曲。ダバダバスキャットがヴィンテージ感のあるムーディーで幻想的な雰囲気をだしていて引き込まれますね。ローマの音楽院でピアノと作曲の勉強をしていた時期にエンニオ・モリコーネと知り合ったことがきっかけで映画音楽を中心とした仕事にたずさわることとになったようです。

るんるんBruno Nicolai「I Want It All」
これもブルーノ・ニコライによる同上『Carnal Circuit』のサントラ曲です。映画は日本未公開作品なので、映画のほうは見てないですが、サントラの出来がめちゃくちゃイイので、本編を見たくなってきますね。日本でも馴染みのあるブルーノ・ニコライが音楽を手がけた映画というと1980年に公開されスキャンダラスな話題をふりまいた『カリギュラ』があります。『カリギュラ』も未見なのですが、46億円の巨費を投じた壮大なハードコアポルノ作品という、いかにもイタリアらしい濃い感じの映画のようで、機会があれば見てみたいですね。

るんるんPiero Umiliani 「L'arcangelo」
心癒される夢のような音楽ですね。ピエロ・ウミリアーニ(1926-2001)も映画音楽を多く手がけた作曲家で、この曲は映画『ミラノお色気大混戦(L'arcangelo)』のサントラ曲。映画はコメディもののようで、資料によると劇場未公開のようですが、TV放映があったみたいです。

るんるんPiero Umiliani「Mah nà mah nà」
ピエロ・ウミリアーニの最も有名な曲でもあり、イタリアン・ラウンジ音楽を代表する曲のひとつとも言える「マナ・マナ」です。一頃よくテレビのバラエティ番組のBGMなどでよく使われてたので、おそらく最も日本人に馴染みのあるピエロ・ウミリアーニの曲ではないでしょうか。キャッチーでコミカルなメロディ、おじさんの怪しい「マナマナ」のかけ声とコケティッシュな女声のスキャット、軽やかで楽し気な曲なのにやっぱり「濃い」感じなのがイタリアっぽいですね〜(いい意味で!)調べてみるとこの曲の背景もけっこう面白く、もともとはイタリア映画『フリーセックス地帯を行く〜天国か地獄か(Svezia、inferno e paradiso)』という、題名からしていかにもマイナーでモンドなカルト映画のサントラ曲のひとつとして作られた作品のようです。そのままでは埋もれてしまっていたはずの曲ですが、1970年前後にアメリカのテレビ番組「マペットショー」でこの曲が使われたことがきっかけで世界に広まったようです。「マナ・マナ」ってどういう意味なのか気になりますが、ウィキによればフランスのミュージカル『Me Noi、Me Noi(私であって私ではない)』の語感からヒントを得て造った意味の無いナンセンスな造語のようですね
posted by 八竹彗月 at 04:11| Comment(0) | 音楽

2019年05月19日

【音楽】アレサンドロ・アレサンドローニとノラ・オルランディ(イタリアン・レトロ・グルーヴ vol.1)

ここ最近は一頃流行った「イルマ」や「スケーマ」などの現代のラウンジ系サウンドを経て、ここ最近映画音楽の巨匠アルマンド・トロヴァヨーリ、ピエロ・ピッチオーニなどの原点を味わったりしてました。このところ、昔聞いたイルマのコンピレーションに収録されてた好みの曲が前々から気になっていて、それはアレサンドロ・アレサンドローニというちょっと風変わりな名前が印象的なミュージシャンなのですが、ここ数日彼の作品をまとまって聴きまくっていたこともあって、またしばらくぶりにイタリアン・グルーヴにハマっています。その流れで最近知ったばかりのノラ・オーランディと合わせていい感じのレトロサウンドを選んでみました。

るんるんAlessandro Alessandroni「Dialogando」
アレサンドロ・アレサンドローニ(Alessandro Alessandroni 1925-2017)はイタリアの作曲家、アレンジャー。「Dialogando」は、たしかこのブログでの最初の音楽ネタの記事でけっこう前に一度触れた曲ですが、アレサンドローニに惹かれるきっかけになった大好きな曲なので再掲します。シュールでレトロ感のあるスキャットとミニマル音楽っぽいグルーヴィーでモダンなテイストが異次元の世界に誘われるような感じで個人的に大好きな曲です。

るんるんAlessandro Alessandroni「Sweet Emotions」
アレサンドローニは口笛の名手としても有名だったそうで、同国の映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネのマカロニ・ウェスタンものの映画音楽の多くでアレサンドローニは口笛で参加しているようです。口笛の名手というと、ふと初代ルパン三世の音楽担当だった山下毅雄を連想しますね。ヤマタケサウンドもそういえばイタリアの映画音楽に通じるモンド感があって好きな音楽家ですが、やはりこのあたりの欧州の映画音楽の影響とかもありそうですね。ヤマタケさんは「パネルクイズアタック25」のテーマでは口笛を披露してますし、60年代のお色気サスペンスドラマ「プレイガール」のOPなどは、モロに同時代(60年代)のイタリアの映画音楽っぽいモンド感にあふれていて素敵ですね。

るんるんAlessandro Alessandroni「Sunday Theme」
るんるんAlessandro Alessandroni「Vocalese Fugue」
るんるんAlessandro Alessandroni「Numero uno」
るんるんAlessandro Alessandroni「Blue Bossa」
好きな曲はたくさんありますが、とくにいくつかアレサンドローニの秀作を選んでみました。音楽もセンスもさることながら、名前もなにげにフックのある感じで、荒俣宏がラブクラフトの名前に関して語った言葉「僕は最初にラヴクラフトという名前を聞いただけでおもしろいと思いました。やっぱり、作家というのは、読む前から魅力がなくちゃだめなんです」というのを思い出します。アレサンドロ・アレサンドローニ、日本で言えば町田町蔵%Iな感じの、繰り返し感のあるユニークな名前ですよね。荒俣先生の言うように、まず名前を聞いただけで興味を惹かれてしまうインパクトがあります。

るんるんNora Orlandi「A Doppia Faccia」
るんるんNora Orlandi「Soho」
ノラ・オルランディ(1933〜)はイタリアのシンガー、作曲家、ピアニスト。主に60〜70年代の映画音楽を手がけた美人の女性音楽家です。さほど多作な音楽家でないためか、才能のわりに知る人ぞ知る感じのようですが、楽曲はシビレるくらいにお洒落でキャッチーなレトロサウンドです。イタリアン・ラウンジ・ミュージックのイメージそのものといった感じの程よいモンド感がいい感じですね。曲は2曲とも1969年の映画「二重の顔(A Doppia Faccia)」のサントラ曲。

るんるんNora Orlandi「Marcel-Deborah」
るんるんNora Orlandi「Ginevra」
こちらもノラ・オルランディの曲で、1968年の映画「デボラの甘い肉体(Ii Dolce Corpo Di Deborah)」のテーマサントラより。映画のほうはエロスな感じのカルトな作品のようで、映画のほうも機会があれば見てみたいですね。サントラの方も全体的に質が高く、近年音楽マニアからひそかに注目を集めているようで、レトロで妖しいムード感がただよっている感じが素晴らしいです。ノラ・オルランディとアレサンドロ・アレサンドローニは1954年にコーラスグループ「2+2」、「4+4」など同じグループで活動した時期があり、友人関係にあったようで、ふたりのサントラ曲を収録した『A Doppia Faccia / La Terrificante Notte Del Demonio』というレアなカップリングCDも出てますね。

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Irma Cocktail Lounge, Vol. 1 (Irma La Douce Collection) Various artists

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これはたしか昔渋谷のHMVで店員さんのポップに釣られて衝動買いした時のイルマのコンピレーションCDで、これに収録されていた曲ではじめてアレサンドロ・アレサンドローニを知りました。

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IRMAコレクション。コンピレーションはハズレがあまりなく、好みの所属アーティストも多いので、昔よく聴いてました。音楽の楽しさを教えてくれた先生みたいなレーベルですね。イタリアンラウンジ音楽は好みのジャンルなので、好みの曲やアーティストが多く、そのうちまた続編的な記事も書こうと思います。
posted by 八竹彗月 at 04:21| Comment(0) | 音楽

2019年04月05日

【音楽】マルイ月トゥスヰート

桜の季節、ということで、最近よく聞いている細野さんの曲とか、なんとなくふと聞きたくなった懐かしのメロディなど、日本の曲をいくつか選んでみました。

るんるん細野晴臣「悲しみのラッキースター」
細野さんの作詞作曲のロマンチックなポップソング。細野さんのソロバージョンはアルバム「HoSoNoVa」からの曲ですが、先頃発表された細野さんのアルバム「Vu Jà Dé」では気鋭のシンガー青葉市子さんとのデュオが収録されていて、こちらも絶品! 最近アルバム「Vu Jà Dé」はよく聴いてます。

るんるんDip in the Pool「マルイ月トゥスヰート」
dip in the pool(ディップ・イン・ザ・プール)はファッションモデルの甲田益也子ボーカル、キーボードの木村達司作詞作曲、による主に80〜90年代に活躍したユニット。代表的な曲「Retinae」など、モダンなフレンチポップ風の都会的でファッショナブルな楽曲が話題を呼んだユニットです。「マルイ月トゥスヰート」は中でも好きな曲で、日本語の響きを生かしたお洒落で不思議な音空間が気持ちいいです。このPVも大好きで、月の神秘的な映像とクラシカルな自動車でのドライブ風景、様々に変わる甲田さんのファッション、背景の富士山や海など、絵に描いたようなパラダイス感がとても素敵ですね。

るんるんほたる日和「東京組曲」
ほたる日和(ほたるびより)は、早川厚史、渡辺啓太郎によるユニット。 この曲は、夢を抱いて東京に上京する青年の不安と期待の入り交じった複雑な感情を歌った歌で、自分もかつてそういうひとりだっただけに、とても共感しました。こうした東京への夢を歌った曲というと、他に美輪明宏の「東京」とか、長渕剛の「しゃぼん玉」なども名曲ですね。

るんるん鈴木ヒロミツ「愛に野菊を」
70年代の刑事ドラマ「明日の刑事」の主題歌。荘厳なコーラスと魂を感じる鈴木ヒロミツのボーカルが泣かせる名曲ですね。鈴木ヒロミツといえば、役者としても活躍しましたが、骨太ロックバンド「ザ・モップス」のボーカルとしてもイイ味出してましたね。吉田拓郎の名曲「たどり着いたらいつも雨降り」のロックなカバーなど、元祖サンボマスターともいうべき魂のこもった鈴木ヒロミツの力強いボーカルにシビれます。たまたまネットを徘徊してたら、この吉田拓郎の名曲「たどり着いたらいつも雨降り」は、もともと鈴木ヒロミツのバンド、モップスのために提供した曲らしく、最初は甘いラブソングだったものを男臭い歌詞に書き直した作品だと拓郎さん本人が語ってますね。

るんるん町田義人「戦士の休息」
角川映画黄金期の傑作「野生の証明」の主題歌。薬師丸ひろ子のデビュー作としても有名ですが、元自衛隊の特殊工作隊員(架空の部隊)だった高倉健がたったひとりでたくさんの戦車や戦闘ヘリに立ち向かうラストのスケール感が圧巻で、脂がのっていた全盛期の角川映画らしい作品でしたね。なんとなく「ひぐらしのなく頃に」のクライマックス、特殊部隊と主人公チームが戦うシーンを彷彿としますが、野生の証明のオマージュ的なものもあるのか気になる所です。まぁ、それは置いといて曲ですが、この主題歌もまた琴線に触れる泣ける名曲ですね。映画は1978年の公開のようで、歌詞も、まだこの頃は男臭いマンダムな男がカッコイイとされていた時代を反映している感じで、眠っていた男の本能をくすぐるところがあり、惹かれますね。

るんるんスピッツ「ロビンソン」
いつまでも色あせない名曲ですね。My Little Loverの名曲「NOW AND THEN〜失われた時を求めて〜」と合わせてときおり聴きたくなる曲のひとつです。夢とロマンと、ちょっぴり切ない感じや、ノスタルジックなムード感を、キャッチーで素直なアレンジで聴かせてくれるバランス感など、とても完成度の高い作品ですね。「ロビンソン」という曲名は、有名な例の無人島漂流記の小説の主人公「ロビンソン・クルーソー」からきているという話を昔聞いた覚えがあるのですが、念のため調べてみると、草野マサムネさんがタイに行った時に印象深かった「ロビンソン百貨店」が由来で深い意味は無いというのが真相らしいようですね。音楽に限らず、名作ってけっこうそういった深い意味のない思いつきの部分が結果的に印象深いものになっている事がよくありますね。そういえば、バンド名の「スピッツ」も、最初は女の子バンドみたいなネーミングだなと思ってたのですが、ついでに調べてみたら実際はそうした可愛い子犬の名前以外に、ドイツ語で「尖っている」「辛辣な」という意味の単語だということも意識したものだそうで、そもそも最初はパンクバンドだったらしく、バンド名のほうはけっこう深い意味があるようですね。

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タグ:音楽 邦楽
posted by 八竹彗月 at 05:16| Comment(0) | 音楽

2019年02月21日

【音楽】郷愁の60年代ミュージックフェア

深夜のコーヒーブレイクに合いそうな60年代前後のパラダイスな感じの洋楽のレトロサウンドを選んでみました。



るんるんMel Torme「Puttin' On The Ritz」
るんるんKenny Ball and his Jazzmen「Puttin' on the Ritz」
「Puttin' on the Ritz(踊るリッツの夜)」は、たまに無性に聴きたくなる曲のひとつです。80年代にTACOが歌って大ヒットしましたが、元は1930年に作られたミュージカルの楽曲だそうで、TACOの曲はそのカバーです。私もTACOのカバーで知ったクチですが、この曲もいろいろなアーティストがカバーしていて、とくに大好きなのはメル・トーメの超シブいカバーです。またインストではケニー・ボールのハイテンポでグルーヴィーなジャズアレンジも大プッシュです!「踊るリッツの夜」は、陽気な中に何かミステリアスな雰囲気があって惹かれますね。メロディは全然違いますが「ホテル・カルフォルニア」に通じる不思議な余韻がたまりません。歌詞自体は、「憂鬱な気分で何をしたらいいか迷っているなら、いっそのこと思いっきりお洒落してリッツ(英国にある超高級ホテル)でパーッと遊びまくろうぜ!」という感じで、とくに妖しいものではないのですが、やはりTACOのPVの怪し気な印象の影響でしょうか。



るんるんDamita Jo「I'll Save The Last Dance For You」
邦題は「ラストダンスは私に」です。越路吹雪のカバーなどで日本でもお馴染みの懐メロですね。オリジナルはドリフターズ(全員集合のほうではなく、米国のコーラスグループのほう)の楽曲で、リンク先はダミタ・ジョーによるカバーです。越路吹雪のイメージで、てっきりエディット・ピアフとかのシャンソンがオリジナルかとずっと思ってましたが、ドリフターズのオリジナルを聴くと当たり前ですがちゃんと60sアメリカ音楽っぽくて逆に新鮮です。



るんるんThe Three Suns「A Summer Place」
るんるんThe Ventures「A Summer Place」
1940〜60年代に活躍した米国のバンド、ザ・スリー・サンズによる、映画「避暑地の出来事(A Summer Place)」のテーマ曲のカバーです。お馴染みの映画音楽の定番曲で、心地いい郷愁感に浸れる名曲ですが、映画のほうは未見です。パーシー・フェイス・オーケストラのバージョンが有名ですが、スリー・サンズのヴィンテージ感あふれるアレンジもなかなかに雰囲気あって素敵です。ベンチャーズのカバーもトロピカル感がハマっていてこちらもイカス!



るんるんJulie London「Evenin'」
るんるんJulie London「You'd Be So Nice To Come Home To」
ジュリー・ロンドン(1926-2000)は米国の女優、シンガー。「You'd Be So Nice To Come Home To(帰ってくれれば嬉しいわ)」や「クライ・ミー・ア・リヴァー」などが主なヒット曲ですが、お気に入りのアルバム「Send for Me」に収録されている「Evenin'」など、モンド感のあるセクシーな感じの曲も素敵ですね。



るんるんSkeeter Davis「Dear Heart」
るんるんSkeeter Davis「Fly Me To The Moon (In Other Words)」
スキータ・デイヴィスといえば永遠の名曲「The End of The World(この世の果てまで)」のイメージですが、たまたまスタンダード曲のカバー集を聴いてたらこちらもけっこういい感じでグッときました。フランス・ギャルの歌唱のようなあどけない感じの少女っぽさがあって可愛いですね。



るんるんThe Four Lads「Grandfather's Clock」
ザ・フォア・ラッズは1950〜60年代に活躍した4人組のカナダのコーラスグループ。曲は童謡としても親しまれている「大きな古時計」です。オリジナルは米国のヘンリー・クレイ・ワークが作詞作曲した1876年の大ヒット曲だそうで、そういえば平井堅のカバーでもこの前ヒットしてましたね。といいつつ、平井バージョンがヒットしたのは2002年のようですから、もう17年も前になるんですね。時の経つの早過ぎ!日本でも馴染みの曲ですが、日本語バージョンは原曲といくつか相違点があり、とくに印象的なのは曲中の百歳のおじいさんは原曲では90歳です。たしかに「百年休まずにチクタクチクタク」の部分は「90 years without slumbering,Tick, tock, tick, tock,」と歌ってますね。wikiよると、これは単純に日本語で訳した場合に百年のほうが曲に乗せやすいからという理由のようです。たしかに「90年休まずに〜」では語呂が悪いですね。

メモ関連サイト
「大きな古時計」英語&日本語歌詞

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画・ケイ・スミス(Kay Lovelace Smith 1923~) 60年代の米国の絵本「Beginner's Bookshelf」第1巻より
posted by 八竹彗月 at 02:46| Comment(0) | 音楽