
昭和初期の少女スターというと、何度か記事でもご紹介した松島トモ子ちゃんが個人的な思い入れもあってか代表格っぽいイメージがありますが、他にも魅力的な方も多く、自前のプロマイドコレクションの中から適当に独特の昭和な可愛らしさのある少女スターを何人か選んでみました。昭和30年(1955年)頃の「なかよし」付録のプロマイドを中心に、「平凡」や「少女クラブ」の付録プロマイドや出所不明のカードなどを交えてご紹介します。
カードの裏面にスターの住所が番地まで当たり前のように書かれてますが、およそ65年ほど前の住所であり現在は住んでおられない(そもそも彼女たちは当時未成年者なので保護者の住所)と思うので、オリジナルを尊重してそのままにしました。昔の人はこういうものを参照してファンレターなどを送ってたのでしょうね。


ロリロリで可愛いですね。20代には大ヒットしたアニメ「アタックNo.1」の主人公、鮎原こずえ役の声優をされてたようですね。現在は児童文学や翻訳のお仕事をされているようです。





知的で上品なお嬢様っぽい雰囲気が素敵ですね。この子のプロマイドはこれしか持ってないのですが、いろいろ集めてみたいですね。調べてみると、この後フジテレビのアナウンサーとして活躍されていたようで、逸見政孝さんと同期だったそうです。


不思議なムードをもった可愛さがありますね。童謡歌手として活躍されていたようで、絶頂期は「明星」などの雑誌に美空ひばりと並んで頻繁にグラビアを飾っていたそうです。



近藤圭子(ウィキペディア)


なんとなく小鳩くるみちゃんぽい雰囲気ですね。彼女は童謡歌手として近藤圭子と共に人気だったそうです。世代によっては角川映画で有名な同名の女優のほうが頭に浮かんできてしまうと思いますが、まぁ、いかにも同姓同名が多そうな普通っぽい名前なので仕方ないですね。ウィキペディアでも、「曖昧さ回避」で同姓同名の6人の著名人が出てきました。



渡辺典子(ウィキペディア)


現代的なシャープな顔立ちの美少女ですね。ご存知のように、この後言わずと知れた大女優と成長していきます。浅丘ルリ子といえば、私の場合、横尾忠則が浅丘ルリ子のヌードを妄想で描いた初期の傑作「浅丘ルリ子 裸体姿之図」が思い浮かんでしまいます。



浅丘ルリ子(ウィキペディア)
横尾忠則「浅丘ルリ子 裸体姿之図」(Google画像検索)


西洋人とのハーフでバイオリン、バレー、ピアノなど幼少から多芸でハイソな感じが独特のオーラをもった鰐淵晴子ちゃん。松島トモ子ちゃんといっしょに昭和20〜30年代の少女雑誌でよく見かけますね。


鰐淵晴子(ウィキペディア)


美空ひばりといえば石原裕次郎と同じく昭和という時代を象徴するカリスマでしたね。この写真は、見た感じ13〜15歳あたりのものでしょうか。6歳から舞台に立ってたとの事で、すでに落ち着いた貫禄があります。