2013年06月28日

新宿の目

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1974年の週刊少年ジャンプ11月号に掲載された諸星大二郎の短編漫画『夢みる機械』は、初期の諸星作品の中で好きな作品のひとつです。以前の記事でこの作品の収録された単行本と作品の感想のようなものを書きましたが、上の画像は、作中にも描かれた実在する異界の扉「新宿の目」という宮下芳子氏の1969年制作の作品です。スバルビルの壁面に張り付いた大きな不思議な目が通路を慌ただしく歩く無数の通行人を現在も見守っています。

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諸星大二郎『夢みる機械』1974年 週刊少年ジャンプ11月号掲載作品
(朝日ソノラマ 1984年[初版 1978年]サン・コミックス版『夢みる機械』諸星大二郎著より)


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目の内部が動くようにな構造になっていてサイケで奇妙な感じです。先日新宿西口のイベントスペースで古本市があり、ついでに撮影したんですが、その時は動いてませんでした。動かす時間帯か、曜日が決まってるのでしょうか。目が動いてる時の動画をアップしてる方がいらっしゃいましたのでリンクを貼っておきます。
http://youtu.be/KElqzMaNy10
http://youtu.be/zBp1RR34B7E

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ゲーム「ブルーシード 奇稲田秘録伝」(セガサターン 1995年)に登場する新宿の目。同名の漫画が原作で、カードバトルタイプのゲームです。バトルのたびに主人公の紅葉がパンチラするユニークな伝奇的な物語。個人的に隠れた名作だと思っています。

新宿駅西口を出て徒歩2分程度の通路の壁面に「新宿の目」はあります。

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posted by 八竹彗月 at 22:21| Comment(4) | 雑記
この記事へのコメント
新宿駅には何度か行きましたがこれは見たことがありませんでした。
これは未知の者がこちらを見つめているのでしょうか、それとも通行人が巨大な眼窩の中にいて、この目を見ることがすなわち異界を覗き込むことになるのでしょうか、どちらにも想像が膨らみますね。
突如現れた異様な巨大物体が日常の風景として溶け込んで終いには誰の気にも留められない物になるというのは、なんとなくアーサー・クラークの「幼年期の終わり」の都市上空の宇宙船を思い起こさせます。
Posted by スカイエイプ at 2013年06月29日 23:36
駅から近い距離にはあるんですが、奥まった通路に「新宿の目」はあるので、意外と見過ごしがちなのかもしれません。インパクトのあるアート作品ながら、あまり待ち合わせ場所として使われてるようにもみえませんね。個人的には諸星ファンの聖地巡礼めいたノリで気にしている場所で、ずっと存在しててほしい作品です。ミステリアスで、ちょっとダークな印象さえ受ける作品がシンボリックに新宿駅の片隅に佇んでいる感じがユニークですね〜
おっしゃるとおり、SF的な異世界感を醸し出す風情がありますね。
諸星大二郎の件の短編では、この作品を、地下の秘密結社への入り口として描いていますが、良いセンスです。東京駅八重洲地下街を現代の迷宮として描いた「地下鉄を降りて」という作品も、東京ミステリーゾーン的な感じで面白いですね。
Posted by イヒ太郎 at 2013年07月01日 16:31
怖いよーーーw
Posted by dekoya at 2013年07月02日 00:47
「新宿の目」は昼間に見に行ったのでシュールだな〜という感じの印象でしたが、たしかに夜とかにここの通路を歩いたらホラーな気分になりそうですね^^
Posted by イヒ太郎 at 2013年07月04日 21:08
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