2013年04月29日

昔のぬりえ

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古本市で見つけた昭和20〜30年代頃のぬりえ『ヤノスケのぬりえ』。冊子状ではなく、袋の中にバラでぬりえが何枚か入っているタイプのものです。

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背景や小物に凝った丁寧な構成のぬりえが7枚入ってました。

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『ヤノスケのぬりえ』より「いもほり」の図。メキシカンな感じの麦わら帽をかぶりバッチリおめかしした違和感大爆発のスタイリッシュ芋掘り。どんな日常的なシチュエーションでもお洒落しているところがユニークですね。

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みつわ玩具発行のぬりえ。これも昭和20〜30年頃のものでしょうね。「よしおか」と絵師のサインが入っています。この時代のぬりえ絵師は蔦谷喜一が有名ですが、その他の絵師はほとんど情報がないですね。その分、意外な面白い作家に出会えるジャンルなのかもしれません。
posted by 八竹彗月 at 18:36| Comment(2) | 古本
この記事へのコメント
ヤノスケのぬりえは、手の表情が浮世絵の美人画や仏画の伝統をしっかり受け継いでますね。絵師の本業が日本画系だったのでしょうか。幼女なのに妙に色気のある手です。

蔦谷喜一は、ぬりえの仕事だけ見て、点取り占いのようなキッチュさが面白いけど今の感覚で見ればヘタウマ系だなと思ってましたが、画集で彼のタブロー作品を見て大間違いだったと猛省しました。きいちが手掛けた山下洋輔のジャケットイラストも物凄く可愛いですね。
Posted by スカイエイプ at 2013年04月30日 00:07
今回ヤノスケのぬりえはちょっとした収穫でした^^
ぬりえは、その用途からしてあまり細かい凝った絵を描く絵師は多くないのですが、たまにこのヤノスケ氏のように力のはいった絵を描く作家もいて侮れない世界ですね。

この前の記事でも書いた弥生美術館に行ったときに中原淳一や松本かつぢなどの錚々たる面々に混じって蔦谷喜一の原画も展示してあって、おっしゃるとおり叙情画の系譜と比較して見てしまうとヘタウマな部類に見えてしまう作家ですね。ご指摘されている絵画が気になって絵画作品が収録されている画集「わたしのきいち」を開いて確かめてみました。たしかに高畠華宵などの巨匠に引けを取らない立派な作品もありますね〜 ぬりえ作家のイメージが確立しすぎてしまって、こうした絵画作品はなかなか目に触れる機会がないですね。

山下洋輔のジャケットイラストは検索して見てみましたが、78年作品というだけあって、だいぶこなれた画風で描かれていて奇麗ですね〜
Posted by イヒ太郎 at 2013年04月30日 18:34
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