2012年12月05日

スティーブ・ライヒ『ドラミング』鑑賞

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新宿区の東京オペラシティコンサートホールで行われたコリン・カリー・グループによるライヒの大作『ドラミング』を含む4曲の演奏を楽しんできました。演目は『クラッピング・ミュージック(約3分)』『ナゴヤ・マリンバ(約5分)』『マレット楽器、声とオルガンのための音楽(約17分)』『ドラミング(約55分)』です。全ての楽曲はCDで聴いていて知ってましたが、やはり音響が計算されたホールでライブで聴くのは気持ち良いですね〜 ライヒとコリン・カリーによるふたりの手拍子のみで奏でるトリッキーな『クラッピング・ミュージック』からいきなりライブは開始されます。音楽というよりアート・パフォーマンス的な作品ですね。タイプライターのカチカチ音をベースにした『タイピング・ミュージック』というのもライヒの作品にありましたが、こういう洒落っ気は好きです。音楽としてどうかということより、手拍子の音に耳を澄ませて静かに聴いている満員の聴衆という場の滑稽さとか、手拍子音楽の終了後に客がまた拍手で締めるというシニカルな感じが愉快でした。

期待していた『マレット楽器、声とオルガンのための音楽』も、期待どおりの見事な演奏で、情緒性を排した中で生まれる別次元の情緒が生成されていくような不思議なヒーリング感のある名作ですね。楽器の音に同化してとけ込む女声の異次元な雰囲気がたまりません。ライヒの大作のひとつである1時間近い演奏時間の『ドラミング』は期待以上に良くて、体感時間は20分くらいに感じるほど惹き込まれました。こちらもクライマックスには声や口笛、そして口笛を模したピッコロの音色が絡み合い高揚感がすごかったです。大好きな『6台のピアノ』『ディファレント・トレインズ』『オクテット』あたりの曲もいつかライブで聴いてみたいです。

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posted by 八竹彗月 at 17:13| Comment(0) | 日記
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