2012年11月27日

理科ちゃん

昭和37年発行の「科学ブック」(第1巻 第18号 世界文化社)からいくつか面白そうなビジュアルを紹介します。

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磁石人形で遊ぶ子供。

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絵本感覚のパラダイス感あふれる見開きイラストもけっこう載っていて楽しい雑誌です。

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磁石と少女。鉄を引き付ける見えない力には未だに好奇心をくすぐられます。写真の少女が持ってるのはフェライト磁石ですが、世界で最も強力な永久磁石はネオジム磁石といわれています。これもはじめて手にしたときはちょっとした感動をおぼえました。

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樟脳は防虫剤として日常でもよく利用されてますが、樟脳の小片を付けた紙の小船を水に浮かべると、その科学的性質によって後方の水面に樟脳の成分が拡がって表面張力の差によって奇妙な動きをするようです。ちょっと試してみたくなりますね。

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シャボン玉遊び。

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(上)火鉢を使ってあぶり出しで遊ぶ子供。(下)朝顔に囲まれた小さな庭先で押し花作りをする子供。小さな楽園といった感じの雰囲気ですね。

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水鉄砲

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ゴム風船
タグ:科学 少女 古本
posted by 八竹彗月 at 19:04| Comment(4) | 古本
この記事へのコメント
先生!U磁石よりスカートの陰のほうがたくさん釘付けしてます!

いい写真集ですねー。青山静男に近いにおいがします。
Posted by スカイエイプ at 2012年11月27日 23:31
お気づきになりましたか^^ こういう写真がボツにならずに採用されてしまったりする所も時代のおおらかさが垣間見えて、まさに古き良き時代といった感じですね。言われてみればこれらの写真はナチュラルな演出が入ったスナップといった感じで青山静夫っぽいですよね。青山静夫の写真というと、とても自然に風景の中に少女がとけ込んでいる作風で、まるで少女だけが住んでいる異世界に迷い込んだような雰囲気がいいですね。どちらかというと会田我路や荒木経惟の演劇的に過剰に演出された少女写真が好みですが、青山氏のようなナチュラルなスナップ写真の良さも最近になって解ってきました。
Posted by イヒ太郎 at 2012年11月28日 03:03
荒木経惟と青山静男は写真時代誌上でも同時掲載されてましたが、変質者おぢさんのふりをしてずかずかと少女の性に踏み込んでいくアラーキーと、少女達の輪の中に入りながらもどこか少年のようなおどおどした目線で少女の性をかすめ撮っていく青山静男、なかなか好対照をなしていてにやりとさせられました。

理科ちゃんといえば、期せずして使い古しのガラスの実験器具がどっさり手に入りまして、使うあてもない枝付きフラスコやら分液ロートやらソックスレー抽出器やらで気分はちょっとした理科室です。あとは人体解剖模型と脇の下から見えちゃいそうなぶかぶかのノースリーブワンピースを着た女の子が揃えば完璧です。
Posted by スカイエイプ at 2012年11月28日 22:22
かつて寺山修司は、写真家に憧れて「写真を教わるなら、篠山より荒木だ」と一時期荒木経惟の弟子になったそうで、後に荒木氏は「不真面目な弟子だったよ」と何かのインタビューで苦笑しながら語っていたのを思い出します。件の、自分の写真の中に変質者に扮して少女と同じ画面に姿を現す荒木氏は、かなり寺山好みのトリッキーな写真家ですね。そうした写真は、自分でシャッターを押す事はできませんから、多分アシスタントが押してるんでしょうが、そういった作品と作者の非同一性みたいな所もコンセプチュアルですよね。

青山氏が少女のありのままの少女性を撮ろうとしたのに対し、荒木氏は少女の中に潜む「女」としてのエロスに関心が向かっていますが、そうした対照的なアプローチも双方少女写真というジャンルに深みを与えていますね。写真時代はアラーキーのための写真雑誌を作るという編集長の末井氏の方針が強く出ていて、他の作家もアクが強い作品が多かったですが、そういう中で見る青山氏の作品は、喧噪の中のふとした静寂のような不思議な余韻があって秀逸でしたね。

>使い古しのガラスの実験器具がどっさり手に入り

いいですね〜 そういうのって、どうディスプレイしようかと悩むのも楽しいんですよね^^ 昔の病院にあったような白い塗装の木製のキャビネットなどに並べたら壮観でしょうね〜
理科室っぽいオブジェの並んだ部屋って憧れで、以前は解剖図とか小さな人体模型とか飾ってた時期が私もありましたが、最近は鉱物と蝶の標本と古本を主体にディスプレイしています^^
Posted by イヒ太郎 at 2012年11月29日 23:09
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