2012年08月18日

猫コレクション

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笑う猫。チェシャ猫は世界と自分が狂っていることを知っています。ゆっくりとしっぽの先から消えはじめ、身体がすっかり消えた後も、ニヤニヤ笑いだけは残っています。そう、彼の実体は猫ではなく「笑い」なのです。

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アメリカの画家マリア・カーク(Maria Kirk)による可愛いチェシャ猫。

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猫のブローチ

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フェルト地に型圧しの猫のポストカード。

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20世紀初頭のロンドンの画家ルイス・ウェインの描いた猫の絵。猫をテーマにした絵を永年描き続けてきた画家のようですが、晩年は被害妄想に悩まされ精神病院で過ごしたとのことです。1は病気の初期に描かれた猫。以降病状が進むにつれてじょじょに描かれる猫も異様に変貌をとげていきます。有名なアウトサイダー・アートなのでご存知の方も多いと思います。絵だけ見るとサイケデリックでカッコイイですが、画家の苦悩を想像すると複雑な気持ちになりますね。
『ライフ・サイエンス・ライブラリー 心の話』昭和40年

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子猫と少女をテーマにしたヨーロッパのアンティーク絵葉書の復刻。64枚セット。
『子猫と少女 アンチック・ポストカード Part.2』二見書房

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猫のイラストや写真が満載の猫図鑑。235ページとボリュームもあり、中のレイアウトデザインもお洒落です。
『The Cat』Madison Square Press 1969年

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『The Cat』から。(上)見返し部分のカエルと戯れる黒猫の図版。(下)豪徳寺の招き猫マンション。

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『The Cat』から。猫をまとう女性。オカルティックというか、シュールな絵ですね。

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猫とともに人生を謳歌した女性シュルレアリストのレオノール・フィニ。多い時は20匹以上の猫と暮らしていたそうです。

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猫グッズ。
posted by 八竹彗月 at 02:21| Comment(2) | コレクション
この記事へのコメント
「ルイス・ウェインの描いた猫」の変容ぶりは凄いですね。
この感覚が欲しくって薬物に走るアーティスト(特に歌手とか?)が多いだろうなと想像。
...これもまた、昇華の一種だと思いますが、犠牲が大きすぎますね。

夏目漱石は、某「…猫である」で、インスピレーションを「逆上」と、
そして、「職業によると逆上はよほど大切な者で、逆上せんと何にも出来ない事がある」
さらに「逆上は気違の異名」とまで言い放ってて、読んだ子供の頃、妙な感銘を受けた覚えがあります。

...いや、普通は「逆上」ってその通りに頭に血が上る事なんですが、
その「興奮」と アーティストの「異常感覚」を同義に捉える、夏目漱石ならではの洒落っ気というか、
彼ならではのギャグセンスが当時凄く受けました(笑)
Posted by t_aki(たみぃ) at 2012年08月27日 01:34
>薬物に走るアーティスト

優れたアーティストもコンスタントに傑作を産み出すというのは至難の業ですから、創作に悩むうちに薬に手を出す人も出てくるしょうね。60年代はヒッピー・ムーブメントがおこり、あらゆるジャンルのアーティストがLSDなどの幻覚剤によってサイケデリックな絵画や瞑想的な音楽やビート文学などを産み出した面白い時代で、破壊的な面もありますが、それはそれで新しいビジョンを人類にもたらしたという点で評価したい気持ちもあります。ただ、幻覚剤によって優れたアートを表現できるのは、もともと優れた技量をもったアーティストだけですから、やはり大多数の凡人には毒にしかならないでしょうね。

>「職業によると逆上はよほど大切な者で、逆上せんと何にも出来ない事がある」

なるほど、過度に集中力が増した高揚した精神状態を「逆上」と表現している感じですね。どこかニーチェを思わせる持論が面白いです^^ いずれにしろ、凡人の発想を超えた表現をするのが芸術ですから、少なくとも優れた芸術家が創作に集中している間は、ある種狂気に近い精神状態にあるのかもしれませんね。
Posted by イヒ太郎 at 2012年08月27日 16:46
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