2012年05月10日

お金コレクション

何かをコレクションしてる人は、しばしば興味の無い人から「そんなもの集めて何が楽しいのか?」と不思議な顔をされる機会があると思います。つきつめれば、楽しいから楽しい、というトートロジーにしかならず、そしてそれこそが真理なのですが、それでは自分も相手も納得しません。それを集めている、ということには、少なくとも自分自身には何らかの意味があるのですから、蒐集を楽しめるような意味付けをするのもいいかもしれませんね。意外にそういうのも楽しいですから。

かつて「世界は書物になるために存在している」としたマラルメの言葉は、字義通りに平凡に解釈してしまうと「偽」でしかないのですが、とても面白い視点である、という一点において素晴らしい価値のある言葉であると思います。こういう魔力を持った言葉には、真理を超越した別の次元の真理がひそんでいるような気がしますね。

今回ご紹介するコインも、経済という近代世界のもっとも根幹となる物体ですが、役目を終えたコインもまた、鑑賞や売買の対象となり、蒐集家によって別の価値を付加された呪物なのだと思います。お金は、それが実用的である間は、なかなかその造形美を先入観なく鑑賞することが難しいですが、いったん役目を終えたとたんに憑き物がとれたかのように美術品のような高貴な姿を見せます。

以下の画像はコレクションから日本の明治〜昭和の近代銭をチョイスしました。

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昭和36年の100円玉。シンプルながらレトロ感のあるデザインが可愛らしい。

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右は昭和37年の50円硬貨。左は現在使われている50円玉。デザインはほぼ同じですが、昔のは一回り大きくて存在感がありますね。

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穴無しの50円玉。これも可愛いですね。

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以上、下に敷いた写真は全てアルス発行「別冊CAMERA 第6集」昭和25年 より。
posted by 八竹彗月 at 11:13| Comment(2) | コレクション
この記事へのコメント
絵の中の小物やら全体的なデザインやら見ててもわかるけれどホントに趣味人なんですね〜
コインじゃないですけど自分は500円札ならどこかに一枚取ってあったんだけどどこいったかな?w
あ、余談ですが文京区にある弥生美術館ってところで「大正から始まった日本のKawaii展」っての7月までやってますYO!ちょっとイヒ太郎さん好みかなと思ったのでお知らせしておきますね^^
Posted by dekoya at 2012年05月15日 01:40
500円もそういえば昔はお札でしたよね〜
500円が硬貨になったことで昔ドキッとした事があります。硬貨の総和が1円+5円+10円+50円+100円+500円=666円となり、映画「オーメン」でおなじみの聖書の黙示録に書かれている獣の数字と一致するようになったからで、偶然かもしれないですがちょっと気味が悪いですね(^□^;
当時は「ムー」とか好きでよく読んでたのもあって、ビビりました。

>「大正から始まった日本のKawaii展」

面白そうですね〜^^ 開催期間がけっこうあるので時間を見つけてぜひ行こうと思います。パンフや会場で販売するグッズなど面白そうなものをゲットしたらブログで紹介しようかなと思います^^
Posted by イヒ太郎 at 2012年05月15日 16:23
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