2012年03月25日

仕掛け絵本とお色気とヌマゲンさんの話

P2070025.jpg
ビクトリアンな感じのポップアップブック。「Panorama Pictures」より。1981年のもので、憶測ですが、復刻というよりは、おそらく昔の絵本を素材にポップアップの加工を施したもののような気がします。

P2070022.jpg
同上。

P3250018.jpg
成人向けのポップアップブック。世紀末ヨーロッパを思わせるレトロな線画で描かれるお色気シチュエーションが面白いです。「The Naughty Ninceties」1982年刊

P3250023.jpg
「The Roaring Twenties」1984年刊 より。イラストは、上記もこちらもborje svenssonとなっています。レトロな画風の現代のイラストレーターなのか、本当に昔の絵師なのか、情報がみあたらないのでよくわかりません。上記のと、こちらの2冊は、日本語版も発売され、後に縮小版も出ましたから、それなりに売れたんでしょうね。

お色気系の仕掛け本というと、90年代にスカートめくりができる写真集のシリーズがでてたのを思い出します。モデルの腰のあたりにスカートの形に布地が貼付けてあって、めくるとパンツが見えるというもので、これも3冊くらいシリーズ化してたように記憶してます。アイデアは面白いんですが、肝心の写真がただのエロ写真風で、装丁もあまり良くないのが残念。

仕掛け本の話から離れてしまいますが、60〜70年代あたりの男性風俗誌は、「PlayBoy」「Lui」などの洋雑誌や、「血と薔薇」「愛苑」「えろちか」など、アート的であったりインテリジェンスがあったりして、大事にとっておきたくなる雑誌が多いですね。今の雑誌は全般的に、表紙にしてもアオリ文句だらけで、ディスプレイしたくなるような雑誌が少ないのが寂しいです。

最近のお色気写真集で気になってるのは「迷子パンツ」という写真集で、パンツと言っておきながら全篇パンチラすら無い美少女モノの写真集です。ですが、写真家が実に上手く少女の瑞々しいエロスを切り取って表現していて、すばらしいです。購入を躊躇してるのは、値段が高いからで、せめて2千円以内にしてほしかったですね〜 買うとしても中古で手に入れるつもりです(^□^;

現在最もお色気写真集をだしてほしい写真家はアーティストの沼田元気ですね。
むかし「SMスナイパー」でヌマゲンさんの構成した文庫サイズの「えろもあ」という写真集が付録についたことがありました。付録だけ別売りもしてたので私は付録だけ買いました。昭和レトロな演出で撮られたお色気写真に自前の川柳をつけて構成された完成度の高いガジェット感覚あふれる作品集です。デザインや構成もヌマゲンさんご自身で手がけているせいか、内容の完成度はとても高く、これほどの才能の持ち主が寡作なのはもったいないと思わずにいられません。
現在は、エロ方面の仕事は見かけず、カフェ関係の書籍をいくつか手がけた後、今はコケシやマトリョーシカに凝っておられるようで、コケシの専門誌「こけし時代」という雑誌を自前で発行しています。生粋の趣味人というか、なんとも風流なお方で、憧れますね〜
そういえば鎌倉でこけし専門店を経営なさっていて、一度足を運んだことがありますが、ちょうどヌマゲンさんは不在でお会いできませんでした(^□^;
P3250002.jpg
昭和レトロ感覚のエロティック・アート「えろもあ」

P3250003.jpg
沼田元気コレクションの一部
posted by 八竹彗月 at 05:28| Comment(0) | 古本
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: