2011年12月18日

一風変わった触感の音楽

不思議な触感のある音楽をテーマに、ジャンルにこだわらず9曲ほどチョイス。アートな感じの前衛風のものも混じってますが、好みの曲からできるだけいい感じのものを選んだつもりです。最後の2曲はけっこう激しい曲なのでハードなものが苦手な方はちょっと注意してください。

Balanescu quartet「Model」
か、かっこいい・・・。1992年、アルバム「Possessed」で、テクノ・ムーブメントの先駆け的存在であるクラフトワークの名曲を弦楽四重奏で奏でてみせ、一気に注目をあびたバラネスク・カルテット。私はそれほどテクノに関心があったわけではないので、逆にこのアルバムでクラフトワークに興味が出て聞きはじめた感じです。この2年後に発表されたアルバム「Luminitza」はオリジナル曲が中心で、こちらもカッコイイです。ああライブ見たい。
http://www.youtube.com/watch?v=-N7CkQ2-398

Current 93「The Ballad of The Pale Christ」
カレント93は元サイキックTVのメンバー、デビット・チベットを中心にしたオカルト色の強いバンドですが、音自体は前衛というよりはフォーキーなロックです。バンド名はクロウリーの魔術用語からつけたようです。この曲は、独特の味のある節回しのヴォーカルに小気味よく刻まれるギター、けだるい女性コーラスが絶妙で、幻惑の世界に引き込まれるような感じの、なかなかの名品。変人揃いのサイキックTV系列のバンドの中では聞きやすい曲をつくるバンドだと思います。動画に張られてる不気味な絵面は、この曲が収録されたCDジャケットですが、このバンドは気味の悪いビジュアルをよくジャケットにもってくるのが好きなようで、他のアルバムも総じて怪しいです。
http://www.youtube.com/watch?v=LnlO00wFZXQ

Current 93「holy holy holy」
とくに贔屓なバンドというわけではないんですが、こちらも一風変わった小品で気に入ってます。上記曲とはまったく雰囲気が変わり、こちらは聖歌のような厳かな少女の歌に、奇妙なサンプリングが加わり荘厳な中に不思議な味わいを醸し出しています。リンク先のタイトルと違いますが、アップした人がタイトルを知らないためにメインで歌ってる少女の名前を入れているようです。この曲は、そうとう前に西武系のアートショップで購入したノイズ・インダストリアル系コンピレーションの中に収録されていたもので、正式タイトルは上に記載した通り「holy holy holy」です。コンピレーションCDのタイトルは「Absolute」、ここでのバンド名はちょっともじって「93 Current 93」になってます。こういうテイストの曲はこの曲のみで、他はマニア過ぎるバンドと曲ばかりなので買おうとする方は注意してください。 
http://www.youtube.com/watch?v=_VDiTIIwJ3A

Steve Reich「Different Trains」
スティーブ・ライヒは現代音楽の著名な作曲家で、ミニマル音楽を代表するアーティストです。私も昔S・ライヒ作曲の前衛オペラ「ザ・ケイヴ」の日本公演を一度だけ見たことがあります。それはもうすごい衝撃で、とても感銘を受けました。大ファンなので、お勧めはいっぱいあるんですが、S・ライヒにハマるきっかけになったクロノス・カルテット演奏のこの曲をチョイスしました。重なり合う弦楽のスリリングな響きに汽笛の音と単語のフレーズのサンプリングが絶妙に加わり、とても面白い音空間を構築しています。
http://www.youtube.com/watch?v=wYnAQ-lK74A

declaime a.k.a. dudley perkins & j-rawls「call me」
このアーティストは詳しくないですが、Hip Hop系のジャンルのようです。この曲にぐっときてアルバムを衝動買いしました。壊れたオルゴールのような不思議なテンポ感がたまりません。男女ボーカルの掛合いが艶かしい。
http://www.youtube.com/watch?v=64m7XDzjZcQ

The Honeymoon Killers「Wait And See(Histoire A Suivre)」
ハネムーン・キラーズはベルギーのアヴァンギャルドなロックバンド。80年代にアルバム1枚を残し解散しました。奇妙でオシャレで危険な香りがたまりません。シュールでニヒリスティックな傑作アルバム「Les Tueurs De La Lune De Miel」は、クセのある音作りながらポップな質感にまとめあげていて、秀でた才能を感じます。
http://www.youtube.com/watch?v=f4wNB1X00oc

ZNR「Alia lasse」
アルバム「一般機械概論」からの一曲。ZNRはフランスの前衛音楽グループ。ポップロックとは一線を画す音作りで、どちらかといえばエリック・サティとかの現代音楽に近いノリです。シュールでユーモラスで知的なノリがいかにもフランス的な感じ。「ラララ〜・・・・( ゚д゚)ハッ! パパパパン(手拍子)」の可愛いフレーズが耳に残る不思議世界。
http://www.youtube.com/watch?v=4WMF4JjtR4w

The Ex + Tom Cora「State of Shock」
アヴァンギャルドなロックバンドThe Exと即興音楽家でチェリストのTom Coraのコラボ曲。けたたましくかき鳴らされるギターとパンクなチェロのハーモニー。しびれる〜
http://www.youtube.com/watch?v=yfskVxCn_qo

Einstürzende Neubauten「Tanz Debil」
ノイズ系です。このバンドの初期の代表的な作品ですが、この手の音楽に免疫のない方は気分を悪くされるかもしれませんのでご注意! ノイズといえばノイバウテンが最も代表的なバンドですね。歌というより間の手のようなドイツ語の叫びが絶妙な味わいです。来日公演を昔見ました。会場が浅草というミスマッチも楽しかったです。
http://www.youtube.com/watch?v=vjYXuBbmr5s
タグ:音楽 洋楽 前衛
posted by 八竹彗月 at 06:09| Comment(0) | 音楽
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