2019年06月23日

【音楽】ブルーノ・ニコライ & ピエロ・ウミリアーニ & etc...(イタリアン・レトロ・グルーヴ vol.2)

イタリア映画というと、フェデリコ・フェリーニやルキノ・ヴィスコンティ、ベルナルド・ベルトルッチ、ダリオ・アルジェントなどなど耳馴染みのある世界的な名声のある監督も多く、個性派揃いでアクの強い感じのアーティスティックな作品を作り出している国という印象があります。まさに映画王国!といった感じもありつつ、その割りにはやはりハリウッド映画に圧されて、それなりに大ヒットした作品くらいしか馴染みが無いところもありますが、そこがまたマニア心をくすぐる魅力を感じるところでもありますね。映画音楽の世界でも、巨匠、エンニオ・モリコーネをはじめとして、アルマンド・トロヴァヨーリ、ピエロ・ピッチオーニなどなど、個性派の天才揃いで、映像だけでなく、音もまたお洒落さと同時に独特の個性的な「濃さ」のある質感がまさに「イタリアっぽい」感じでハマるとクセになります。60年代あたりのイタリア映画音楽はまさに人類の至宝ともいうべき傑作がゴロゴロしており、掘れば掘るほど新鮮な驚きと感動があって楽しいです。そういった感じで、今回は前回に引き続き映画音楽を中心に魅惑のイタリア音楽の世界を語ってみようと思います。

るんるんAlessandro Alessandroni「Jeune Flirt」
前回に引き続いてアレサンドロ・アレサンドローニの名曲を。レトロ感たっぷりの、この甘〜い感じのダバダバスキャットがたまりません!お菓子の国のような楽園感覚を感じるノスタルジックなメロディが圧巻です。

るんるんAlessandro Alessandroni「Intimità」
これも絶品ですね。女声スキャットとハモンドオルガンがツボを付きまくりです。部屋の空気が一気にサイケでモンドな異世界に変容してしまうような音の魔法。素晴らしいですね〜

るんるんBruno Nicolai「Sguardi Teneri」
ブルーノ・ニコライ(1926-1991)は60〜80年代にかけてイタリアの映画音楽で活躍した作曲家。この曲は1969年のイタリア音楽『Carnal Circuit(原題:Femmine Insaziabili)』のサントラ曲。ダバダバスキャットがヴィンテージ感のあるムーディーで幻想的な雰囲気をだしていて引き込まれますね。ローマの音楽院でピアノと作曲の勉強をしていた時期にエンニオ・モリコーネと知り合ったことがきっかけで映画音楽を中心とした仕事にたずさわることとになったようです。

るんるんBruno Nicolai「I Want It All」
これもブルーノ・ニコライによる同上『Carnal Circuit』のサントラ曲です。映画は日本未公開作品なので、映画のほうは見てないですが、サントラの出来がめちゃくちゃイイので、本編を見たくなってきますね。日本でも馴染みのあるブルーノ・ニコライが音楽を手がけた映画というと1980年に公開されスキャンダラスな話題をふりまいた『カリギュラ』があります。『カリギュラ』も未見なのですが、46億円の巨費を投じた壮大なハードコアポルノ作品という、いかにもイタリアらしい濃い感じの映画のようで、機会があれば見てみたいですね。

るんるんPiero Umiliani 「L'arcangelo」
心癒される夢のような音楽ですね。ピエロ・ウミリアーニ(1926-2001)も映画音楽を多く手がけた作曲家で、この曲は映画『ミラノお色気大混戦(L'arcangelo)』のサントラ曲。映画はコメディもののようで、資料によると劇場未公開のようですが、TV放映があったみたいです。

るんるんPiero Umiliani「Mah nà mah nà」
ピエロ・ウミリアーニの最も有名な曲でもあり、イタリアン・ラウンジ音楽を代表する曲のひとつとも言える「マナ・マナ」です。一頃よくテレビのバラエティ番組のBGMなどでよく使われてたので、おそらく最も日本人に馴染みのあるピエロ・ウミリアーニの曲ではないでしょうか。キャッチーでコミカルなメロディ、おじさんの怪しい「マナマナ」のかけ声とコケティッシュな女声のスキャット、軽やかで楽し気な曲なのにやっぱり「濃い」感じなのがイタリアっぽいですね〜(いい意味で!)調べてみるとこの曲の背景もけっこう面白く、もともとはイタリア映画『フリーセックス地帯を行く〜天国か地獄か(Svezia、inferno e paradiso)』という、題名からしていかにもマイナーでモンドなカルト映画のサントラ曲のひとつとして作られた作品のようです。そのままでは埋もれてしまっていたはずの曲ですが、1970年前後にアメリカのテレビ番組「マペットショー」でこの曲が使われたことがきっかけで世界に広まったようです。「マナ・マナ」ってどういう意味なのか気になりますが、ウィキによればフランスのミュージカル『Me Noi、Me Noi(私であって私ではない)』の語感からヒントを得て造った意味の無いナンセンスな造語のようですね
posted by 八竹彗月 at 04:11| Comment(0) | 音楽
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