2018年09月08日

【音楽】歓喜の歌など

なんとなくふと聞きたくなった曲をとりとめもなく選んでみました。



るんるんG. Love & Special Sauce「Rodeo Clowns」
るんるんG. Love & Special Sauce「City Livin」
るんるんG. Love & Special Sauce「Numbers」
ジャジーで癒し系なヒップホップがお洒落な感じで心地いいですね〜 G・ラヴ&スペシャル・ソースは米国のヒップホップバンド。



るんるんCapiozzo & Mecco「The Howl」
カピオッツォ&メッコはドラムスのカピオッツォ(Capiozzo)、オルガンのメッコ(Mecco)、ギターのダニエル(Daniele)により2001年に結成された3人組のイタリアのバンド。レトロでダンサンブルな音が魅力です。彼らのアルバム「Whisky A Go Go」は粒揃いの傑作で愛聴してます。アルバムは全曲ヴィンテージのアナログ機器で録音したとのことです。そういったこだわりもあってか、古い映画音楽を意識したレトロな味わいにもリアリティがあって素晴らしいです。



るんるんWalter Wanderley「Caravan」
るんるんWalter Wanderly「Wave」
ワルター・ワンダレイ(1931-1986年)は、ブラジルのオルガン奏者。レトロでトロピカルなオルガンが気持ちいいですね。曲はジャズの名曲「キャラバン」と、ボサノヴァの名曲「ウェーヴ」のカバー。



るんるんLudwig van Beethoven「Symphony No.5(交響曲第5番)」
クラシック音楽の名曲、カラヤン指揮の「運命」です。この曲は楽聖ベートーベンの最高傑作といわれている作品で、「交響曲第5番 ハ短調 作品67」というのが曲の正式名称です。とくに日本では「運命」の名称で親しまれていますね。ベートーベンの弟子がベートーベンに、印象深い出だしの「ジャジャジャジャーン!」のフレーズは何を意味するのか?という問いに「運命はこのように扉を叩く」と答えたとされるエピソードからこの「運命」という通称が生まれました。しかしこのエピソードですが、調べてみると、実際はこのベートーベンの受け答えは弟子による創作であった、という見方が昨今は優勢のようですね。「運命」というタイトルはベートーベン自身による命名ではなく、また曲の本質からずれているために、日本以外では現在は「運命」という名称はあまり使われなくなっているとのことです。有名なエピソードが実は創作だった(かもしれない)というのはちょっとショックですが、しかしながら、やはり創作のエピソードだとはいえ、決定的なあのフレーズを「運命が扉を叩く音」と表現したのは秀逸です。運命という人生に立ちはだかる巨大な謎を音として表現するという発想自体はすごく面白いですね。「かまいたちの夜」とか、名探偵コナンとか、推理ものの謎解きシーンや、謎が解けたときのひらめきのシーンなどに、よくそれっぽい効果音が流れて、それがよりいっそう雰囲気を高めますが、クイズ番組などでの「考え中」の音とか、ああした「思考の状態の効果音」って昔からなんとなく好きでした。そういう嗜好もあって、「運命」もそういう延長線上で気に入ってたのかもしれません。



るんるんLudwig van Beethoven「Symphony No.9(交響曲第9番)」
「歓喜の歌」は47:44以降から。
年末によくテレビとかでよく流れてくるお馴染みのクラシック音楽の「第九」ですが、これもベートーベンの、というより人類を代表する傑作とでもいうべき鬼気迫る迫力を感じるすごい曲ですね。曲中で歌われる「歓喜の歌」がとくに印象的ですね。第九といえば、近年急逝された漫画家、土田世紀の傑作『編集王』のラストで印象深く引用されていたのを思い出します。『編集王』は、漫画業界の裏側を土田作品らしく熱くダイナミックにドラマチックに描いたとても面白い作品で、人間描写のえぐるような鋭さに感嘆しました。この作品のラストで、この漫画の重要な脇役であるマンボ好塚の回想シーンの中で、手塚治虫をイメージさせる漫画界のカリスマ的な大御所が歓喜の歌について語るシーンがあって、そのくだりを読んだ時、魂がうち震えるような感動をおぼえたのを思い出します。これがきっかけで「歓喜の歌」の歌詞の意味を知ったのですが、改めて歌詞を調べてみると、ほんとに崇高で超越的なものを描き出していてすごいですね。手塚治虫という人は少なからぬ日本人にとってはいわば「漫画」そのものを擬人化したような神がかった存在ですが、なんとなく土田先生はそうした権威に反発するタイプのように思ってたので、意外であったと同時に、偉大な先人を純粋にリスペクトする姿勢に、ますます土田世紀の凄さを感じたものです。業界の裏側をリアリズム的にドラマチックに描いていた『編集王』も、後半はだんだん神がかった不思議な描写が増えていきます。おそらく作者もかなり自己の内面に深く入り込んで描いていたんだろうなぁ、と今になって思います。まさに命を削って描いてたのでしょうね。先日『俺節』も改めて読み返してましたが、ストーリーテリングだけでなく、絵そのものの説得力の凄みに久々に圧倒されました。

メモ関連サイト
第九で歌われる「歓喜の歌」の歌詞(ウィキペディア)



るんるんJ.S. Bach「Crab Canon(蟹のカノン)」
音楽の父と呼ばれたバッハも多くの人を惹き付ける曲を数多く残した天才ですが、晩年に書かれた「蟹のカノン(Crab Canon)」という曲がまたユニークです。楽曲自体も奇麗な旋律で、普通に聴いててもイイ曲だなぁという感じなのですが、曲の仕組みが風変わりで、楽譜の最後から逆向きに音符を辿って演奏してもちゃんとした曲になるように出来ていて、さらにノーマルな演奏と逆からの演奏を同時に行ってもきれいな旋律のフーガになります。さらには、まるで回文のように始まりと終わりが交錯して永遠に演奏を続けることが可能なような仕組みにもなっているという、何重にもアイデアが仕組まれた驚くべき楽曲です。バッハの音楽というと、まるで天上界の音を聴いてるような崇高な気分にさせてくれるヒーリングなイメージがありますが、こういうトリッキーな遊び心も兼ね備えているところが天才の天才たる所以を感じます。先に紹介したベートーベンとバッハには共通点があって、ふたりとも大のコーヒー好きのようです。1日に何十杯も飲んでたそうですが、コーヒーというとどこかワイルドな味とイメージのある嗜好品なので、繊細な音楽を創造した楽聖が好んで飲んでいたというのはちょっと意外な気もします。コーヒーと天才性には何か関連があるのかどうかわかりませんが、自分もコーヒー好きなので、ちょっとあやかりたい気もします。

メモ関連サイト
【回分旋律】奇才バッハの知られざる曲が凄すぎる!! 「曲に隠されたメビウスの輪」とは?
posted by 八竹彗月 at 08:42| Comment(0) | 音楽
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