2018年06月04日

科学冒険漫画『電光団』!!

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『科学冒険漫画・電光団 −電氣博士−』表紙 呑田耕作 昭和25年

今回もビリビリ感電しそうな秘蔵の電氣マンガをご紹介します。昭和25年4月1日発行の漫画『電光団』、作者は呑田耕作(呑田耕・作 なのか、名前が耕作なのか不明)です。表紙には呑田耕作とあるのになぜか奥付には著者名は栢木淳一郎となっています。表紙はペンネームで奥付が本名とか、そういうところでしょうか。

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『科学冒険漫画・電光団 −電氣博士−』裏表紙

昭和25年というと終戦から5年後ということで、復興を模索しながらいろいろとアバウトに物事が進んでいるような時代のようなイメージがあります。出版物もカストリ雑誌など、作りはいい加減でも熱気だけがほとばしっているような感じがしますね。この漫画で描かれる電氣万能の世界も、そうした時代を反映した未来の夢なのかもしれません。

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カッコイイ中扉! 想像ですが、おそらく『電光団』というのは、『電氣博士』というシリーズモノの漫画のエピソードのひとつなのかもしれませんね。この本でも物語は尻切れで終わっていて、主人公たちと電光団との戦いに決着はついていません。いかにもつづきがありそうですが、時代が時代だけに実際につづきが出版されたのかどうか不明です。しかし電氣博士というのが、主人公のポッピーの伯父さんのポッポ博士を指すのか、敵の組織、電光団の幹部のチンキラ博士のことを指すのか、これまた説明が無いので不明です。

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目次にも稲光がはしっていますね!

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悪の組織・電光団によって小さくされてしまったポッポ博士を甥のポッピー君が伸張電波器(のばすでんぱき)で元の姿にもどしてあげてるところ。ドラえもんのスモールライト的な感じでしょうか。悪の組織が民間人を小さくしてしまうという目的不明の攻撃が微笑ましいですね。どこかコナン的な発想も連想します。

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各章の見出しのロゴタイプも味があっていいですね。

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「わしになにか用かな?」
悪の組織・電光団の頭脳、チンキラ博士。

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「こしゃくな子僧(こぜう)め」
「僕が相手だ、ポパイのように強いんだぞ」

主人公ポッピー君と電光団との壮絶かつサイケな電氣対決!

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怪し気なプラズマ的な何かを発する装置!

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ノートパソコン的な未来のデバイス。人間が頭で想像できるものはそのうち未来に必ず実現できるという話を以前明石家さんまさんが何かで語ってたのを思い出しました。世界で最初にノートパソコンが登場したのは1975年のIBM製「IBM 5100」だそうですが、その25年前から、それっぽい装置のイメージは人間の脳内に存在していたのですね〜

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奥付。エイプリルフールに発行というのも妙なユーモアを感じます。
タグ:漫画 電気 古本
posted by 八竹彗月 at 03:59| Comment(0) | 古本
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