2016年01月18日

60年代の雑誌『Rogue』

『Rogue』という60年代のアメリカの男性雑誌があります。Rogueというのは日本語では「イタズラ坊主」とか「わんぱく小僧」みたいな意味になるのでしょうか。少年の心を持った大人がターゲット層のイメージなのだと思いますが、そうした本の作り手もまた少年のような初々しい好奇心がないとそうした雑誌は作れません。この雑誌はけっこう編集もデザインも洒落ていて、ページをめくるたびそうした作り手の遊び心にニヤリとさせてくれます。一応成人男性誌でお色気満載ではありますが、当時のライバル誌『PlayBoy』や『Lui』などのように、ヌード写真だけでなく洒落たお色気イラストやジャズやクラシックカーの記事など趣味人向けの記事なども織り込み、とてもセンシティブな作りになっています。1956年に創刊し1967年まで刊行されたようですから雑誌の盛衰としては短からず長からずといった感じですね。かっこよさと子供っぽさが同居した楽しい雑誌です。

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表紙のデザインも洒落てます。

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「いいから一番近い産婦人科病院に行ってくれ!急いで!」

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背後に漢字が書かれたトックリが置かれてますね。モンドな雰囲気が面白いです。

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60s特有のタッチのお洒落なイラストが多く、レトロ感たっぷり。

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見開きにまたがった記事のタイトル。ひとつひとつのアルファベットが人で作られたユーモラスなフォントが面白いです。伊坂芳太良っぽい雰囲気がいいですね。

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グラビア写真もレトロでお洒落。

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お色気トリックアートの絵葉書。1900年前後のビクトリア朝時代の絵葉書を紹介する企画のなかの1ページ。左上は遠目で骸骨に見えるお馴染みの隠し絵で、右上と左下は女性のヌードで作られた男の横顔です。

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トランプ風のデザインがいい感じです。

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(左)「ミス・ハンター、何も心配しなくてよろしい。君はただ鑑賞されるためにココに居るのだから」
(右)「さぁこちらのミス・ヘネシーをごらんになって笑顔を見せてください」気難しそうな男を撮影しにきたカメラマン。彼を笑顔にさせるために助手のおっぱいを利用する、というシチュエーションでしょうか。

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コーヒーカップを眼鏡と付け髭で擬人化した写真がユニークです。こんな感じの大胆で斬新なエディトリアルデザインも見所です。
posted by 八竹彗月 at 22:04| Comment(0) | 古本
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