2014年11月04日

一ねんせいのこくご(昭和25年)

先日の古本市で見つけた小学1年生用の国語の教科書(教育図書研究会:編 昭和25年[1950年]発行)をご紹介します。この時代は日本は高度経済成長が開始、テレビ放送がスタートした頃です。インスタントラーメンの誕生、ゴジラ公開、メートル法実地、東京タワー完成、など1950年代は、日本大躍進のスタート地点ともいえる時代で、そうした時代背景を考えながら見ると当時の空気感が伝わってくるような気がします。

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リズム感のある絵本感覚あふれる教科書です。可愛らしい漫画風の流暢なタッチが全編にわたって眼を楽しませてくれます。挿絵を手がけたのは童画家の林義雄(1905〜2010)。

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当時の人気絵師、松本かつぢのクルミちゃんを思わせる画風がかわいいですね。林義雄は「コドモノクニ」「キンダーブック」などの有名な児童雑誌や教科書の挿絵など精力的に童画を発表し続け、100歳を過ぎても筆を握っていたそうです。2010年没、享年105歳。

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躍動感のあるブランコ遊びのイラスト。

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教科書は低学年になるほどカラーページが多く、目で見て楽しいですね。

全ページに可愛いイラストが溢れていて、絵本以上に絵本らしいユニークな教科書です。他のページもなかなか楽しい感じです。以下、序盤から中盤までのページを紹介します。

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posted by 八竹彗月 at 11:30| Comment(2) | 古本
この記事へのコメント
実に可愛いイラストですっ。
こういう絵が並ぶ教科書なら、何年でも取っておきたいぐらいです。

あ、謹賀新年。今年もよろしくお願いしますっ
Posted by あっきー ( t-aki ) at 2015年01月02日 21:03
あけましておめでとうございます^^
本年もよろしくお願い致します。

道徳とか図工系ならまだしも、主要教科でここまで絵本っぽい教科書は珍しいですよね^^
林義雄の描く子供は邪心の無いほのぼのとした感じで癒されます。子供に対する慈しみの視線を感じる素晴らしい画家ですね。
Posted by イヒ太郎 at 2015年01月06日 09:30
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